オリキャラ優遇程度は気にするな。かのんSSじゃきりが無い。

レテの河
http://gyunyu.no-ip.org/~syusui/(サイト名:秋水ハウス)
Kanonの長編。少々イタもの注意。
小説読んでたら『レテの河』って単語が出てきて、久々に読みたくなったので読んでみた次第。
架空のオールエンド後*1、『奇跡』の『代償』として自身の『記憶』を支払うことになった相沢祐一のお話。
懐かしいね、この連載当時はこのテのやつ*2を多く読んでた覚えがある。このレテの河以外は完結しなかったからまるで覚えてないけど。
しかし今読んでみると凄く違和感が。はあ、『奇跡』の『代償』……ですか。サイコロ(無論細工は一切されていない)を振って1の目をずっと出し続けるには代価が必要なのでしょうか。そうではない事象のうち一つの事象を抽出すれば、その確率は等しいのですが。またそれは本当に等価『交換』なのかと。偶々他称奇跡と他称代償の二つが連続して起こっただけだろう。
……かわいくねぇなあ、自分。そう、書いてて思った。
話自体は楽しめました。良い物は何時見ても良い。
ただなぁ、「博士の愛した数式」って数時間毎に記憶を失う人の話があって、ひょっとしてこの何度も何度も記憶を失うっていうのは良くあるシナリオなのかとちょっと思ったり。
まあ『奇跡』だなんだでカノンSSとして肉付けされてるからいいのかなあ、とも。

*1:要するに全員助かりました、という架空のエンディングの後。あまりにも良く使われる設定なので、説明が無い場合が結構あったりする。

*2:奇跡の代償云々の話。