映画「ALWAYS 三丁目の夕日」

見ました。
普通に泣けるドラマだったな、というのが正直なところ。それが良いのか悪いのかは別として。
舞台は昭和33年、東京タワーが完成したその年で、当時を知る人にとってはとても懐かしい気持ちにさせられる話ですが、若い人にとっても楽しめるでしょう。
ただ、タヌキの話とかは原作の漫画「三丁目の夕日*1読んでないとちょっと唐突で「なにそれ」な事に。
シナリオについては以上。音楽は門外漢というか興味ナシなのでスルー。
映像は各所で合成が使われているが、結構自然なのであんまり気になりませんでしたね、 序 盤 中 盤 に 限 っ て は 。
ラストあたりが締め切り間際の同人作家じゃあるまいしと言いたくなるほど汚い合成でした。特に六子が鉄道から併走する車に手を振る所。
古い技法で合成してるんでしょうかね、当時の映画の感じを出したかったのでしょうか。いやそれアンタ、他の合成とバランスとれてないから!
ラストと言えば、演出もラストでとんでもない演出*2が。
一平が「夕日が綺麗だ」って聞いてこんな事言うんですよ、「明日だって、明後日だって、50年先だって夕日は綺麗なまま」だって。
もうね、 子 役 臭 さ 全 開 。
不自然すぎ。原作にあった台詞なら何も言わないが、なんかそれまでの感動やら何やら一気に醒めた気がする。
せめて「夕日が綺麗なんて当たり前」ぐらいに留めておいて欲しかった。

*1:西岸良平原作、ビッグコミックオリジナル連載

*2:この場合むしろ脚本かも知れませんが、台詞回しも含めて演出ということで