リメイク版は怖くないのが何とも。

綻び
ててらんまとうの部屋
痕SS。


千鶴HAPPY ENDアフター。
確かこれを初めて読んだのは中学の時だったか。気付いたらいつの間にかリメイクされててかつ完結間近だったんで読んでみた次第。
当然ながら原作未プレイだったんで当時は何が何やら解らなかった*1んだが、この作品中に出てくる黒い執事はよく覚えてた。
話の合間合間にバンクシーンばりの定型文で出現し、なにやら意味ありげな言葉をあからさまに伏線と感じさせながら残していく。
レトリックや技法としての使い方は「それは正に鉄塊だった」*2と某灼眼のアレ*3を組み合わせた感じ。いや、何となく自分の中でそんなイメージが定着しちゃってるだけであって冷静に見たら多分どっちとも違うんだろうが。
SSを日々読み漁ってる人間にとって、こういう「ああ、これはアレだな」と覚えていられるというのは結構凄い事だと思うんだ。

*1:しかし当時の葉っぱクロスの所為か御陰かエルクゥとかその辺の設定やあらすじは知っていた。

*2:有名だが意外と出現頻度低いよね。

*3:何巻だったか忘れたが、あからさまに何かの儀式だか自在式だかの一部らしき、おもいっきり伏線くさい日常描写があった。