九条氏まとめ。



九条公人の小説工房

http://www2.raidway.ne.jp/~kimito/

閉鎖。型月に手を出しさえしなけりゃ良かったものを……

一時期通いつめた場所なので、追悼の意*1を込めて思い出を書き綴ってみる。


うむ、懐かしいなー『revenge』。

特にhachikun氏の書いたバッドエンドver.は自分にとってのバッドエンドの原点。

読んでしばらくはトラウマだった。

たしかその頃はまだ『九条公人の小説工房』だったんだよね、サイト名。

『revenge』のおかげでしばらく寄り付かないうちに、閉鎖→復活のコンボを終えまして、『帰ってきた九条公人の小説工房』へと変貌を遂げていたんだ。

最初はそこのサイトがトラウマ作品の場所だって気付かなかったんだよな、旧サイトの作品全部撤去されてたし、『帰ってきた〜』にはナデシコSS目当てに通ってたから。

で、九条氏のある種の代表と言えるそのナデシコSSだが、なんつーかメカ設定やら技術設定を楽しんでた覚えがある。当時でさえシナリオは無いものとして考えてた。

うん、別に悪いことじゃない。原作でさえSFがSuteki Fusigiの略だった*2んだから、新技術程度は許容して然るべき、ってとこかな。

正直、九条氏はナデシコ書いている時が一番輝いていたんじゃないかと思う。本人が非常に満足そうという意味で。

だからね、思ったよ。九条氏がナデシコから完全撤退、TYPE-MOONに手を出したって聞いた時には。

「あ、終わったな」って。

原作の設定がゆるいから*3ナデシコは設定改変に寛容だけど、型月は原作が設定でガチガチだから下手にいじると叩かれる。

ていうか型月はそのガチガチの設定を楽しんだり、さらにその雁字搦めの中どうやって原作をいじるかを考えたりするある種マゾい人達ばっかりなんだよ、読者。

現実における神話や神秘の話を使うならまだしも*4、唐突なオレ設定やら何やらが受け入れられる筈が無い。

自分としてはこんな嫌な大当たりは欲しくないんだがなぁ。


*1:もう一回ぐらい復活するんじゃないかなー、とは期待しているが、やっぱ流石に再起は出来んだろう。

*2:本来のSFの意味は『Science Fiction(科学寓話)』だと思われ

*3:二次創作の歴史が長い事も加えられる

*4:型月世界の設定は『世界中の神話や神秘を統合する』という目的のための設定だから